2) CMSの特徴
CMS(コンテンツ管理システム)についての第2回はCMSの特徴について、従来のWeb技術との違いをわかりやすく解説します。
インターネットリサーチ・コンサルティング・企画、ウェブ翻訳から、Web制作、システム開発までオープンソース・ネットワークビジネスを提供
従来のWeb技術は、公開ページを作成・更新するには、HTMLや画像の加工、CGIやFTPでのファイルのアップロード、各種専用ソフトウェアの操作など、様々な個別専門知識が要求され、サイト内リンクの整合性チェック等の観点からも大きな負荷のかかるものでした。
更に、Webサイトの運用開始後は、ページの追加、リンクの張り替え、デザインの変更など様々なメンテナンス作業が継続的に発生し、その都度、ページのソースコードを修正する煩雑な作業が発生します。
新しいインターネット時代Web2.0フェーズを迎え、タイムリーな情報発信ニーズ、更新頻度の大幅な増加に加え、相互に情報を交換するニーズまで台頭してきました。そして、ブログ機能やトラックバック等の新しいニーズに応えるには、もはや従来型のWeb技術では、対応し難い状況に立ち至りました。
一方、サイト規模の拡大に伴い、公開情報間を常に整合させるための膨大なメンテナンス工数も必要となり、これらに対応する新しい技術が求められる様になりました。
この背景から、急速にCMSが普及する事になりました。
CMSの仕組み
CMSは、全てのコンテンツがデータベースにより一元管理されます。
ページのレイアウトやデザインを構成する要素は、HTMLやスタイルシート(CSS:Cascading Style Sheets)の「テンプレート」としてCMSで一元管理されます。利用者からのリクエストに応じて、CMSは、テンプレートのデザインにコンテンツを埋め込みながら、静的なWebページを自動生成します。
Webサイトのコンテンツの更新は、管理画面からテキスト情報を入力するだけで簡単に運用管理できます。リンク情報の変更が必要な場合、整合性のとれた状態にCMSが自動的にメンテナンスしますので、人手によるリンク切れチェック等の作業の必要もなくなります。
CMS導入の効果
CMSを導入する目的に、例えば、
- タイムリーな情報発信手段の実現
- 高い更新頻度のコンテンツに関する維持管理の簡素化
- 統一サイト構成によるコンテンツのブランディング化
- 誰でも可能なコンテンツ運用管理手段の実現
があります。
これらの目的を達成する手段としてのCMSを活用する事で、多くのメリットを得る事ができます。
例えば、サイトのコンテンツ運用管理者は、ブラウザからコンテンツ情報を入力することで全ての更新作業を行うことができます。ここでは、Web制作に必要な各種専門知識も不要となるため、誰でも容易にサイト・コンテンツの運営が可能となります。
また、各々管理者に付与された権限に応じて、サイトの情報を簡単に追加・更新でき、セキュリティを維持しつつ、常に新しい情報をタイムリーに発信することもできます。

次回は...
第3回は「CMSの活用」をお送りします。


