6) Webサイトの継続的改善活動の実施

Webサイトを効果的に活用していただくために、先進のWebサイトの活用動向やITの技術動向を織り込みながら、Webサイトの活用方法を紹介していきます。
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 Webサイトの設計にあたっては、掲載情報・商品への認知・興味や欲求を喚起し、コンバージョンへのアクションに導くコンテンツ・仕組みを念頭に置く必要があります。また、Webサイトの運用目的に応じた訪問者を誘引するためのページ遷移(導線)設計も必要になります。このようにして設計されたWebサイトの効果をさらに高めるために、運用段階においては、Webサイト訪問者の行動パターン把握・分析により設計思想の妥当性を検証し、Webサイトの構造や公開しているコンテンツを継続的に見直し、より優れた仕組みへと改良して行くことが重要です。

 Webサーバーに記録されるアクセス・ログはWebサイト訪問者の行動を把握・分析するための貴重なデータを提供してくれます。このWebサイトを効果的に改善するための手段として、アクセス・ログを活用することが重要です。アクセス・ログの解析には無償のものから有償のものまで、標準的な機能を備えたツールから高度な解析機能を提供するものまで、様々なツールが提供されていますので、目的に応じて選択すると良いでしょう。

 Webサイトは、訪問してもらうこと(集客)、閲覧してもらいコンバージョンにつなげる事(収益)を目的に、この2つの観点からアクセス・ログを分析し、Webサイトの全体構成の調整・見直しを行うことが重要です。

■集客力分析
Webサイト運用時は、訪問者に対する以下の分析を行ない、Webサイトへの継続的な集客力強化を図ります。

【リンク元分析】

 どのサイトからどれくらいの訪問者が来ているかを分析することにより、どのサイトが自社サイトの集客に貢献しているかを把握します。

【検索エンジン分析】

 どの検索エンジンから、何をキーワードに検索して自社サイトを訪問したかを測定します。キーワードごとの集客数、キーワードごとの一人当たりページビューなどを定量評価することはSEO効果を高める上での基礎データになります。

【入り口ページ分析】

 訪問者がどのページを入口としてサイトを訪問したかを測定することにより、どのページがどのくらいの割合で自社サイトの入口ページ(ランディング・ページ)になっているかを分析します。これらはLPO(Landing Page Optimization)効果を改善する上で重要な判断材料になります。

■レスポンス分析
Webサイトを訪問した人が、どのページに対しどのくらいアクセスしたか、どの程度の時間自社サイトに滞留したか、どのくらいの比率でコンバージョンに至ったかを測定し、コンバージョン・レート改善につなげます。

【一人当たりのページビュー】

 訪問者ひとりあたりの閲覧ページ数を示し、コンバージョンへ結びつけるためのページビュー率向上を図ります。

【ページ別訪問者数分析】

 訪問者がどのページを閲覧しているかを示す指標で、ページ毎の閲覧時間の割合や遷移先ページへのナビゲーションの有効性を把握します。コンテンツやナビゲーション改善のための基礎データとなります。

【出口ページ分析】

 どのページがサイト内ページへの誘導に貢献しているのかを分析するのが入り口ページ分析であるに対して、どのページから訪問者を離脱させているかを分析するのが出口ページ分析です。訪問者がどのページで自社サイトから離脱したかを測定し、コンテンツやナビゲーション改善に役立てます。

 以上を念頭に置き、Webサイト設計時にサイト改善の仕組みを十分考慮し、改善活動を継続しながらサイトを運用していくことが重要です。

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