2) ナレッジの分類構造

第2回は、膨大な蓄積ナレッジを有効活用するための分類構造についてです。
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 形式知化された知的プロフェッショナルの様々な暗黙知※1を、適切に保存管理し、これらを有効に活用していくには、適切な分類基準の設定が重要で、適切な分類とするためには、分類項目を増やす必要がありますが、分類数が多くなるほど、登録される情報は分散され、活用されにくくなります。
 この相反する事象を解決する手段として、情報分類の多次元構造化とツリー構造化が必要となります。

 例えば、図2.1.に示す様に、3次元構造を定義し、各々の次元の分類情報数をm,n,pとすると、

分類定義数:(m + n + p) 種類

にて、

分類数:   (m×n×p) 種類

の分類が可能となります。

3次元分類構造
図2.1. 3次元分類構造

 一方、上記の各次元について、図2.2.に示す様に階層化ツリー構造を定義します。

ツリー分類構造
図2.2. ツリー分類構造

 ツリー構造第1次元の第1階層、第2階層、第3階層の分類項目数を m1 , m2 , m3 とすると、第1次元は、

の分類が可能となり,同様に、第2、第3次元に拡張すると、全体で

もの情報分類が、下記分類定義数にて実現できます。

 例えば、m,n,p,i,j,kを全て「3」とすると、「81」の分類定義にて、19,683通りの分類が可能となります。

 つまり、登録情報分類を簡素化しナレッジの登録方法の簡略化を図る一方、登録済ナレッジの再利用の場面では、多岐にわたる抽出項目の中から必要な条件を選定する事で,適切な切り出し手段を提供する事が可能になります。

 次回は、膨大な蓄積ナレッジを瞬時に把握・理解する為の可視化手段についてです。


※1 「暗黙知」とは、人の頭脳に記憶された知識・知恵、更にはその人脈をも含めた知と定義される。
   「形式知」とは、暗黙知を第3者が理解し得る手段として提供された知と定義される。

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