4) ナレッジ評価関数
第4回は、ナレッジへの評価と専門家の評価方法について、この評価手段としての評価関数を取り上げます。
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登録済ナレッジへの評価は、その登録ナレッジ自体への評価と、それを登録した人物への評価との2通りがあります。特に人物に対する専門評価は、時間軸を考えると専門を固定的に定義する事は現実的ではなく、また、多岐に亘る領域を専門とする事も考えられ、トランジェントな遷移状況等を適切に表現する必要があります。
そこで、ナレッジ評価の対象を登録ナレッジとし、当該人物が登録した全ナレッジの評価情報を全て抽出し、これを基に人物毎の専門性を評価・分析します。
特定の専門分野の専門家を抽出する機能を実現するだけではなく、図4.1.に示す人物毎の専門性分析と、その専門レベルとを同時に分析します。この機能は、自分自身の専門性について、他人がどう評価しているかを知る手段としても活用できます。

図4.1. 専門評価の表示例
一方、登録ナレッジ毎の評価結果の分析機能を搭載する他に、分野別・専門別・組織別の評価を分析します。この機能により、例えば、当社はどの技術分野に秀でているか(或いは、手薄か)、また、各組織は、それぞれどの様な専門家集団から構成されているか、等々、解析目的毎に様々な分析手段を提供する事ができ、組織の経営指標を提供する手段ともなり得ます。
これら評価のための分析方法は、複数の手法があります。例えば、人物の専門性評価を行う場合、ある人物のi番目の専門性評価値をSi、また、当該人物が登録した各ナレッジに対する評価をEiとし、「量」を重要視する時、

で評価します。一方、「質」を重要視する場合には、

で評価します。
一方、登録ナレッジ自体の評価を行う場合には、例えばコミュニティkの評価指標Ckは、それに紐付くナレッジに対する評価値Ekの総和として、以下にて算出します。

この様に、活用目的毎に複数の評価関数を独立に定め、それぞれ評価値を算出する事により、様々な分析結果を得る事ができます。
弊社で提供するナレッジマネジメント・システム:K2B(Knowledge To Business)(※1)は、以上の基本機能をベースに提供されています。
次回は、「ナレッジマネジメント・システム:K2B(商標登録済 Knowledge to Business)」の構築事例をご紹介します。
※1 : "Knowledge To Business"参照


