0) Linuxバックアップ概要

 サービスやシステムを安定的に運用し、これらを保証して行くためには、機器の冗長化やコンテンツ・データ情報のバックアップ等による障害対策が必要になります。
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概要

 冗長化とは、ネットワークやサーバー等のシステムに対して最低限必要な量より多い設備を用意し、万一のシステム障害発生に対して障害対象を代替することで、サービスを継続して提供できるようにシステムを構成することです。


 冗長化により通常の構成よりも多くの機器が必要になるため、機器の投資コストが増加しますが、万一の障害発生の逸失利益、或いは、信用失墜等に対する相当費用を想定し、ここから投資すべき必要な冗長化投資の目安が導出され、適正な冗長化構成を決定します。

 冗長化の対象は、万一のサーバー障害に対する「サーバーの冗長化」、通信回線のトラブルに対応するための「ネットワーク機器・回線の冗長化」に大別され、また、最も障害発生確率の高いハードディスクの障害に備えた「ストレージの冗長化」等があります。

 また、冗長化を行うシステム構成には、以下が挙げられます。

・デュプレックスシステム
 システムを2重構成とし、主系でオンライン処理、従系でバッチ処理などを行うシステム構成です。
 このシステムでは、主系に障害が発生しても、従系に切替えることによりサービスを継続できる特徴があります。 

 同一ネットワーク上に瞬時に代行すべく待機している仕組みをホットスタンバイ、また、ネットワーク上から切り離して予備機として待機している仕組みをコールドスタンバイと言います。

・デュアルシステム
 システムを2重構成とし、同一処理を実行し、処理結果を照合するシステム構成です。
 このシステムでは、片方に障害が発生しても、もう一方でサービスを継続できますが、コストが高くなります。

・フォルトトレラントシステム
 CPUやメモリ、電源やハードディスク・ドライブ等、システムの構成要素を冗長化して、稼働状況にある中で、障害対象を交換可能なホットスワップ・モジュールを利用するシステムです。

・マルチプロセッサシステム
 複数の中央演算処理装置を相互接続し、中央演算処理装置に障害が発生しても、他の中央演算処理装置にて処理を継続できるようにするシステムです。
 また、本構成により、負荷を分散する目的を達成とすることにもなります。


 以上の冗長化に関する今回の連載では、「データーの冗長化」に着目し、バックアップをテーマに下記を連載します。

◆連載テーマの紹介
第1回 バックアップの目的と種類
第2回 バックアップメディア
第3回 バックアップ環境
第4回 バックアップスケジュール
第5回 Linuxツールによるバックアップ
第6回 NetVaultによるバックアップ
第7回 Mondo Rescue
関連キーワード
Linux,サーバー冗長化,サーバーバックアップ,データー冗長化

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